2019年9月16日月曜日

今回の訪イの所感

明日9月17日(火)の深夜便で帰国する前に少しだけ感じたことを書きたいと思います。

20才でスカルノ大統領にお目にかかり、インドネシアと日本の友好の橋渡しに
なって欲しいとのアドバイスを受けたその時から私の人生はインドネシアとの関係する
仕事をやりたいと決心し、翌年21才の時、空手、柔道、合気道のできる同級生と私の
4名でイスラムの勉強に西パキスタンへ半年学生交流をしながらイスラム指導者の自宅に
下宿し半年間過ごしました。その時当時日本の池田勇人総理大臣がカラチを訪問した際にも同様のことを言われました。パキスタン訪問についての記述もしたいのですが、それは後日にするとして、私の現在までの人生はほぼ全てインドネシアを中心として展開してきました。日本に居ながらインドネシアのことを直接知りたい、インドネシア語をマスターしたいという願望から1981年に栃木インドネシア友好友の会を設立し、今年2019年7月21日に宇都宮で創立38周年の記念行事も盛大に行うことが出来ました。

諸々のことがありましたが、これまで60回近いインドネシアへの訪問をいろいろな形で行って参りましたが、今回(2019年9月11日から今日9月16日までの短い滞在でしたが、
過去の訪問を遥かに上回る実に有意義な日々をジャカルタ、トゥマングン、ジョグジャカルタ、そして今ジャカルタで過ごすことが出来ました。元実習生との再会も各地で
行われましたが、ジョクジャカルタでは遠路東部ジャワ州のマランから5名が片道7時間も
かけて会いに来てくれました。心の底から嬉しく思っています。

9月14日(土)の午前中はテゥマングンでテレビ出演をすることが出来ましたし、同日の午後には3時間ノンストップで230名の小中の教員の前で「書くことの大切さ」についての
講演をしました。これも全て元研修生のOBの後援で実現した次第です。人との出会いの
ありがたさを実感しています。

また今日の午前中はジョクジャカルタにある元研修生で群馬県太田市で3年間勉強の指導をした一人が技能実習生の派遣団体を営んでいた関係で間もなく日本へ向けて出発する14名の学生達のまえで、生まれて初めて「コロンブスの卵」の実験を試み見事成功したことも楽しい出来事となりました。

一度だけの人生を楽しく過ごしている自分を見て、これからのもう一つの集大成となる
辞書編纂に今以上の努力をしたいと改めて結審試打次第です。
  Pada tahun baru, doaku hanya satu, menyusun kamus
こに一句を心に秘め前進したいと思っています。

明日の帰国を前に何となく書いてみたくなった次第です。

   2019年9月16日
   ジャカルタ、サヒッドジャヤホテルにて



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